血圧測定のタイミングは、いつがいい？

2021年3月28日

血圧測定の最適なタイミングは？

2回測れるなら、朝起床して1時間以内と就寝前

1回しか測れないなら、朝起床して1時間以内
人によって、夜から明け方にかけて血圧が急激に上昇する方がおられ、こうした人は心臓病や脳血管障害を起こしやすいことがわかっています。夜眠っている間の血圧は朝の血圧値に現れやすいので、朝の血圧値がとくに重要です。

血圧測定、避けるべきタイミングは？

• 入浴直後
• 食後
• 測定する本人がイライラしたり緊張している状態
• 排尿、排便前

こういった場合は、血圧が上がりやすい状況であるため避けた方がいいです。

血圧を測る５つのポイント

1. リラックスした状態
2. 座った姿勢で上腕で正しく測定(測る腕の高さが心臓の高さになるように)
3. 毎日同じ時間帯
4. 部屋の温度、寒すぎたり暑すぎる環境を避けて
5. 継続性、毎日根気よく測定を続ける

病院で血圧が高くなるのは、大丈夫？

白衣性高血圧といって、医師や看護師に測ってもらう場合や病院に来るだけで緊張して血圧が上がったりしてしまう場合があります。特に高齢になってくると血管が硬くなり、わずかな刺激で大きな血圧の変動となって表れます。そのため高齢者ほど、家庭で普段からなるべく同じ時間、同じ条件で血圧を測ることが重要となってきます。

一過性であればすぐ大事に至ることはめったにありません、まずは普段の血圧測定を続けてその経過を医師に報告し今後の治療に生かしていくことが重要です。

血圧測定は継続することが大事！！

血圧は一日のうちに何度も大きく変動します、1分間に数10mmHgの単位で変わることもあります。ちょっとした刺激で血圧は上下に変動するのです。大切なことは、血圧は常に変動するものと心得て、測定値に一喜一憂せず、継続的に記録することです。

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