ミスゼロ子のある薬局、安心して働ける職場

病院から薬局に転職して、4つの薬局で働いてみて、一つの薬局だけが監査システムを導入していない薬局でした。病院時代には幾度となく調剤ミスをして払い出した記憶がありますが、監査システムを導入している薬局では払い出し間違いを起こしたことは働き始めて約1年半たちますが、ゼロです。残念ながら監査システムを導入していない薬局では一度だけミスをしてしまいました(アラミストの56噴霧と120噴霧を間違えてお渡し、患者が使用する前に気づき、事情を説明して交換し事なきをえました)。

現在私は、ミスゼロ子のある薬局で働いています。結論から言いますと、非常に優秀です。監査時のストレスが減り、業務の軽減にもつながります。急に新しい薬局で働き始めることになったとしても監査システムがあれば監査時のミスは限りなくゼロに近づきます。

ミスゼロ子とは

ミスゼロ子は、調剤時にハンディータミナルでバーコードを読み取り、医薬品の取り間違いを未然に防止するピッキングシステムです。

私が言っている薬局では監査時にミスゼロ子を使用し、監査の補助として使用しています。

レセプトコンピュータと専用パソコン、ハンディ端末が連動しており、レセコン入力後すぐに監査システムが起動します。薬品マスタについても非常に簡単にメンテナンスすることができ、名称変更による経過措置薬品・新薬なども定期的に対応できておりいつでもタイムリーに使用することができます。

ミスゼロ子の利点と欠点

ミスゼロ子の利点

  • 医薬品の取り間違い防止
  • 調剤漏れの防止
  • 数量間違いの防止
  • レセコン入力のミス発見に役立つ
  • スピードが上がる(バーコードを読む作業で少し時間をとるが、不必要に何度も確認することがなくなった)
  • 監査時の負担軽減により、その他の作業に力を注げる
  • システムで監査することにより、それが証拠になる。患者からのクレーム時にも取り間違いはまずありえないため対処しやすい

ミスゼロ子の欠点

  • 錠数・数量の確認には不向き
  • 慣れきってしまうと、ミスゼロ子がない監査は頼りないような感じがする
  • 導入時の費用面

費用面

初期費用で百数十万円以上(端末の個数や設備の充実化でさらに高値に)、その後のランニングコストも月数万円かかり決して安いものではないです。

その他の監査システムは

画像を認識するタイプ

KC-ai-タカゾノ

PLOOFIT-富士フィルム

など….

バーコードを認識するタイプ

ミスゼロ子-クカメディカル

Pic-Che-タカゾノATTELNO-タカゾノ

調剤監査システム-YUYAMA

など….

まとめ

薬剤師の業務負担軽減、短時間で正確・安全な調剤・投薬をするための設備投資は大事です。しかし薬剤師も監査システムに頼り切らず自身の目と直観力を養うことが大事です、機械と人間のダブルチェックで過誤ゼロを目指しましょう。